タラバガニ レシピブック

タラバガニは日本で「三大ガニ」と呼ばれる人気の高いカニのひとつで、主に日本海やオホーツク海、北太平洋などを中心に幅広く生息しています。魚の鱈と漁場が重なっていたことから、漁師たちによって「鱈の場で採れるカニ」という意味でこの名前がつけられたと言われていますが、実は意外なことに、タラバガニは正確にはカニではなく、ヤドカリの一種に分類される生き物です。

味は他のカニに比べて比較的淡白で上品とされ、近年の乱獲の結果、国内ものは少なくなってきており、その分カニの中でも高級品として認知されています。カニの種類は世界で実に5000種類近いと言われており、国や地域によって食材として使用されるカニの種類も当然異なってきますが、タラバガニに限らず、日本人のカニ好きは世界的に見ても熱狂的な部分があり、カニを茹でて食べる際に面倒とされる殻剥きの為にカニバサミという商品を開発したのも、日本人のカニ好きが成せた技と言うことができます。

インパクト抜群のカニ専門店である「かに道楽」などのユニークなお店の存在も、日本人のカニ好きのシンボルのひとつと言えそうです。カニの食べ方やメニューも非常に豊富で、お刺身や茹でガニといったシンプルなものから、酒蒸しに焼きガニ、天ぷら、炊き込みご飯といった和風メニューから、パスタ、グラタンにクリームコロッケといった洋風レシピまで様々です。値段が安くなく、ぜいたく品であるカニですが、カニの風味や雰囲気を手軽に楽しめる商品として生まれた商品であるカニカマも、現在では世界中で人気のある商品となっています。

また本物のカニを使用したカニ缶なども、普段の料理に上手に活用することで、リーズナブルにカニを楽しむことを可能にしてくれました。その希少性から、偽物まで出回ることがあるタラバガニですが、カニの鮮度や保存状態、解凍方法や調理方法などに配慮して、一番美味しく食べられる方法で楽しみたいですね。

ご自分でカニを買いに行かれる場合は、カニの種類ごとの旬の時期や鮮度など、良いカニの見分け方も最低限知っておくと良いでしょう。また生ではなく、ボイルされたカニを贈り物などでいただいた場合は、解凍の仕方によって大きく美味しさが変わってしまうこともありますので、正しい自然解凍の方法を最低限学んでおくと良いでしょう。